View of the Noguchi Museum garden in summer with stone sculptures, cherry and pine trees, and bamboo

所在地

イサム・ノグチ財団・庭園美術館

The Isamu Noguchi Foundation
and Garden Museum
9-01 33rd Road (at Vernon Boulevard)
Long Island City, New York 11106

718.204.7088
info@noguchi.org

美術館概要

ノグチ美術館は20世紀を代表する彫刻家・デザイナーのひとりイサム・ノグチ(1904–1988)自身の手で1985年に創設されました。存命作家が自作を公開する目的で設立・デザイン・会場構成したアメリカ初の美術館です。当館は元来工場だった建物を改装した10の屋内展示室と、世界に名高い屋外彫刻庭園から成り、ノグチの最高傑作のひとつと広く見なされています。ノグチ美術館は創設以来彼の作品の研究・鑑賞の国際的な中心地の役目を果たしてきました。ノグチに関する資料や作品総目録を収蔵しているほか、彫刻、公共の場に設置される大型作品や庭園などの模型、ダンスの舞台装置、光の彫刻「AKARI」と、ノグチの全容をご覧いただけます。当館コレクションの作品を使った刺激的な展示やノグチと彼の仕事を取り巻いていた環境に関連するさまざまな特別展を開催しています。このように、ノグチの芸術をその文脈に位置づける豊かな見方を提案し、今も衰えない彼の影響力の秘密に迫ります。

ご利用案内

詳しくはこちらをご覧ください(英語のみ)。


日本語でのツアー

16
23
3月9日
4月13日
5月11日
6月8日
7月13日
8月10日

土曜日の3時から日本語でのツアーを実施します。

ツアーは会話型で美術館の常設展、特別展の中から選ばれた数点の作品に焦点を当てて、イサム・ノグチの生涯、作品観について探索します。ノグチ自身が来館者の観点から作品見ることに興味があったことを踏まえて、参加者は自身の所見や解釈を共有し、会話に参加することが勧められます。

ミュージアムショップ・カフェ

ミュージアムショップではイサム・ノグチのデザイン作品(光の彫刻「AKARI」や「イサム・ノグチ・テーブル」を含むノグチ・デザインの家具など)や関連書籍をお求めいただける他、現代のデザイナーや匠によるデザイン作品もございます。売上はすべてノグチ美術館や当館への支援となります。

バリアフリー

ノグチ美術館は車椅子でご鑑賞いただけます。入口で車椅子の無料貸し出しを行っています(予約制・先着順)。盲導犬などの介助動物も歓迎です。詳しくはEメールにてeducation@noguchi.orgまでお問い合わせください。

撮影に関するポリシー

イサム・ノグチ財団・庭園美術館は、美術館展示室、彫刻庭園、屋内/屋外パヴィリオンで、個人使用目的にかぎって写真撮影を許可しています。ただし以下の制限があります:

三脚、一脚、自撮り棒、フラッシュ、反射板などの照明器具、大型カメラの使用はご遠慮ください。

当館で撮影・録画した写真や映像などを商業目的で、つまり印刷物やデジタル出版物、新聞、雑誌、マルチメディア、スポンサー付きまたは商品販売を目的としたブログやソーシャルメディア投稿に使用することはできません。そうした写真・映像を営利目的で販売、複製、譲渡、配布することもいっさい禁止します。

学校の課題に使用する非商業目的の写真撮影はすべて事前の許可が必要です。来館24時間前までにお申し込みください。

撮影の際の衣装替えや作品の前で長時間ポーズをとるなどして鑑賞を妨げる行為はお断りします。他の来館者のご迷惑にならないよう、また作品や植栽を傷つけないよう常にご注意ください。

イサム・ノグチ財団・庭園美術館は、美術館内での写真撮影・ビデオ録画許可をいつでも、またいかなる理由でも保留または撤回する権利を保有します。

Exterior view at the Isamu Noguchi Garden Museum Japan
撮影:二川幸夫

日本イサム・ノグチ庭園美術館

所在地・ご連絡先

〒761-0121 香川県高松市牟礼町牟礼3519
www.isamunoguchi.or.jp
museum@isamunoguchi.or.jp
087-870-1500(国外からは+81 87-870-1500)

開館時間・入館料

見学は完全予約制のツアー形式です。申込方法や季節ごとの閉館日、一般的な開館時間・入場料については日本イサム・ノグチ庭園美術館のウェブサイトをご覧ください。

ノグチ美術館(日本)概要

1969年には、イサム・ノグチは香川県高松市の牟礼にアトリエを構え、そこで彼の芸術人生の頂点ともいえる花崗岩・玄武岩の大型彫刻を手がけました。ノグチが最初に四国を訪れたのは1956年、パリ・ユネスコ本部に制作した庭園に使う石材を探していたときのこと。のちにはシアトル美術館のために制作した堂々たる花崗岩彫刻《黒い太陽》に協力してくれる匠を募って同地を再訪しました。若き石の作家・和泉正敏を紹介されたノグチは、仕事を通じて彼と強いパートナーシップを築き、20年にわたるコラボレーションを始めます。和泉はノグチのためにアトリエを含む施設を建設し、晩年の20年間にわたって毎年6ヶ月、ノグチはこの場で制作に励みました。

牟礼町のアトリエを自分が設立したニューヨークの美術館の延長とし、美術家や研究者にとってのインスピレーションにしたいというノグチの願い。日本イサム・ノグチ庭園美術館は、その思いを実現したものです。当館は香川県で長い歴史を持つ屋島と五剣山に挟まれた地に彫刻150点を所蔵しています。多くは未完のまま残され、アトリエでのノグチの仕事ぶりをいきいきと伝えています。